この度、Hugo／Hugo 2／2go／Mojo 2／Mojo／Polyに内蔵されているリチウムイオンバッテリーについて、弊社にてChord Electronics製品の輸入代理業務を引き継ぐにあたり、電気用品安全法の定めに基づいて製品の法令適合性について改めて確認したところ、PSEが未取得であることが判明いたしました。

電気用品安全法では、PSE未取得のリチウムイオンバッテリーについて、国内で修理・交換を行うことを禁じております。法令遵守の観点から、メーカーによりPSEが取得されるまで（＝弊社を輸入者とした諸手続きが完了するまで）、弊社では日本国内でのバッテリー交換作業を中止させていただきます。当面は、メーカーでの交換作業となりますので、以下、予めご承知おきのうえ、修理をお申し込みください。

1. 修理に要する時間が国内で修理するよりも長く必要となります。また、メーカー都合により修理のスケジュールが変更となる可能性がございます。
2. 製品保証期間の経過等の理由により製品保証の対象外となるバッテリー交換については、お客様に輸送費のご負担をお願いしております。日本からメーカー所在地のイギリスまでの往復の航空運賃について輸送費が高額となるおそれがございます。
3. 現在、メーカーに交換作業費用の見積もりと段取りについて照会し、メーカーの回答を待っている状態です。お客様から修理をご依頼いただいた際のお見積もりにもお時間をいただいております。

メーカーには、製品に内蔵されているリチウムイオンバッテリーについて、PSEを取得するよう働きかけております。お客様にはご不便をおかけいたしますが、お客様に安心して製品をお使いいただくための取り組みの一環となりますので、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

弊社ではメーカーと協力のうえ、修理体制の強化に努めてまいります。引き続き、弊社取扱製品をお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

【ご参考】https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/lithium_faq.html [Q2, A2]

2023/07/27 追記

MojoについてもPSEが未取得であることが確認できましたので、ご案内いたします。

2023/10/11 追記

国内修理につきまして、2023年12月頃再開予定でございます。

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本件に関するご質問と回答

PSE未取得のバッテリーを内蔵したChord Electronics製品は日本で販売してもよいのでしょうか？

はい。電気用品安全法上は問題ありません。Chord Electronicsが採用しているリチウムイオン蓄電池そのものは、「単電池一個当たりの体積エネルギー密度が四〇〇ワット時毎リットル以上のもの」であり、電気用品安全法施行令の「リチウムイオン蓄電池」に該当します。他方で、経済産業省の『電気用品の範囲等の解釈について』によると「リチウムイオン蓄電池が機器に装着された状態で輸入・販売される場合は、当該機器の輸入・販売として取り扱う」とされており、また、Chord Electronicsのモバイルレンジ製品については、「主として電子機器類の外付け電源として用いられるもの」ではないことから、出荷時の状態のままである限りPSEの対象になりません。したがって、新品・中古品に関わらず、日本で販売することが可能です。

【ご参考】https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/file/04_cn/scope/haninokaishaku_211228.pdf [定義 III リチウムイオン蓄電池 (9)]

バッテリーを内蔵したChord Electronics製品を自分で分解してバッテリー交換してもよいのでしょうか？

Chord Electronics製品は精密機器ですので、お控えください。メーカー修理が受けられなくなる可能性がございます。また、メーカー認定エンジニア以外の者がバッテリーの交換を行った場合、電波法上の工事設計認証が無効となりますので、ご注意ください。

Chord Electronics製品に内蔵されているバッテリーがPSEに対応する予定はありますか？

はい。メーカーと弊社とで協力しながら、現在製品に採用されている全てのバッテリーについてPSEに対応すべく必要な手続きを開始しており、メーカー修理部門責任者からは手続きが完了するまでに約2ヶ月程度を要すると連絡を受けております。弊社では2023年10月上旬に国内でのバッテリー交換サービスの開始を予定しております。